ぜんしんせいきょうひしょう
全身性強皮症
皮膚を中心として体のさまざまな臓器が線維化する(弾力性を失って機能が落ちる)病気
7人の医師がチェック 147回の改訂 最終更新: 2020.01.15

Beta 全身性強皮症についての医師コメント

どの膠原病についても言えることですが、本症も、同じ病気であっても個人によって非常に差があります。強皮症という名前から分かる通り皮膚が硬くなるのがこの病気の主症状ですが、その皮膚硬化が腕や足先だけにみられるのか否かでまず分類をします。手足の先だけであれば合併症は少なく、致命的となりうる間質性肺炎や腎クリーゼはあまり起こらないとされています。しかし、最初は手足の先だけであっても徐々に広がってくることもあるので、注意深く経過を見る必要があります。
この病気の合併症で怖いものの一つが腎クリーゼというものです。突然の血圧上昇が特徴で、非常に高い血圧となることもあれば、異常に高いわけではないが普段と比べて高いということもあります。血圧が上がってこないか十分注意する必要があります。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.15