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筋性斜頚

筋性斜頚の基礎知識

筋性斜頚とは?

  • 首の筋肉(胸鎖乳突筋:きょうさにゅうとつきん)が縮み、首を傾けた姿勢を自然ととってしまう病気のこと
    • 生後2~3週に発症する
  • 頻度
    • 出産時に逆子だった子どもに多い
    • 男女差はなし
    • 1000人に2~3人の割合で発症
  • 斜頚としては、筋性斜頚の他に骨性斜頚炎症斜頚、眼性斜頚がある

症状

  • いつも首が同じ方向に傾いてしまう
  • 首にしこりがある
  • 重症の子どもでは、まれに背骨が曲がることがある

検査・診断

  • 触診:筋肉(胸鎖乳突筋)を手で触って異常がないか調べる
  • 首の可動域検査:首の動く範囲を調べる

治療

  • 保存治療
    • 一般的には特別な治療をせずに、自然に治るのを待つことが多い
    • 筋性斜頚の90%以上は自然に治る
    • 4~5歳で症状が出ることもある
    • 1歳を過ぎても症状が消えないことがある(20人に1人程度)
  • 手術
    • 1歳になっても症状が消えない場合には専門医を受診して、胸鎖乳突筋切腱術を行うことがある
      ・胸鎖乳突筋切腱術:硬く縮んでしまった胸鎖乳突筋に切り目を入れて筋肉を長くする手術
  • その他
    • マッサージは他の組織を傷つける可能性があるため行わない
    • 子どもが向いている方向と逆の方向から刺激(呼びかけやテレビなど)を与えると良い




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