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ビタミンC欠乏症(壊血病)

ビタミンC欠乏症(壊血病)の基礎知識

ビタミンC欠乏症(壊血病)とは?

  • 食事から摂取するべきビタミンCが不足することにより、皮膚や骨に異常が起こる
  • ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要で、長期で不足すると、コラーゲンが作れないため血管や骨が弱くなる
  • 皮膚や歯茎から出血などの症状を起こした状態を壊血病という
    • ただし、先進国で生活していて発症することはほとんどない

症状

  • 主な症状
    • 疲労
    • うつ
    • 歯肉炎
    • 発疹
    • 皮膚の点状出血
    • 皮下出血
    • 貧血
    • 傷が治りにくい
  • 重症化すると皮膚からの出血、歯肉の腫れ・出血などが起こる
  • その他の症状
    • 子もの場合、骨の成長に障害が出ることがある

検査・診断

  • 医師の診察により、症状と生活歴から診断する

治療

  • 主な治療法
    • ビタミンCの飲み薬を飲む
    • 通常1-2週間の治療で症状が改善する
  • 主な予防法と再発の防止法
    • 食事の改善
    • 食物に含まれるビタミンCは加熱すると壊されるので注意する

ビタミンC欠乏症(壊血病)に関連する治療薬

ビタミンC製剤

  • ビタミンCを補うことで、壊血病などの予防や治療、皮膚炎や皮膚の色素沈着の改善などに使用する薬
    • ビタミンCは水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンで、コラーゲンの生成などに関わる
    • コラーゲンは血管や筋肉を正常に保つとともに皮膚や骨などの形成に関わる
    • ビタミンCはシミなどの原因となるメラニンの色素沈着を抑える作用をもつ
  • 鉄剤と併用することで、鉄の消化管からの吸収を高める目的で使用する場合もある
ビタミンC製剤についてもっと詳しく≫

ビタミンC欠乏症(壊血病)の経過と病院探しのポイント

この病気かなと感じている方

ビタミンC欠乏症では疲労感や全身のぶつぶつとした皮疹(点状出血)が初期症状として出現します。症状が進行すると熱が出たり皮膚が黄色くなったりします。ビタミンCの不足が原因で起こるものですが、極めて偏った食生活や強い栄養不足でないかぎり、見られることがない病気です。少々食事が取れなかったり、食生活で人より選り好みがあったりという程度では心配なく、日本で暮らしていてビタミンC欠乏によって症状が出現する心配はほとんどないと言って良いでしょう。途上国では飢餓に伴って発症する病気の一つとして知られています。

治療のためにはビタミンCの補給を行います。軽症であれば柑橘類や市販のサプリメントでも対応可能ですが、再発予防や併発している病気の確認のため、治療は医師と相談の上で行うことをお勧めします。






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