がんめんけいれん
顔面けいれん
顔の片側が突然ピクピクとけいれんする病気。主に顔の筋肉を動かす顔面神経に血管が触れることで起こる
15人の医師がチェック 137回の改訂 最終更新: 2022.07.08

Beta 顔面けいれんについての医師コメント

内服治療は、神経の活動を抑える薬をのんでいただくことになります。そのため、眠気やふらつきが起こることがあり、特に運転される方などは注意が必要です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.12

顔面痙攣自体は、生命に関わることはないものですので、放置しても差し支えないです。ですが、程度によっては非常に煩わしく、対人関係や運転などで仕事に差し障る方もいます。したがって、患者本人が、どの程度困っているかで治療をするかどうか判断することになります。

治療選択肢としては内服、ボツリヌス毒素治療、開頭術があります。侵襲の低いものから試し、それでも効果が薄い場合に他の治療を考えることが多いです。

手術は、多くの場合で根治が可能ですが、10-20%の患者では症状が残ったり、変わらない(変えられない)ことがあります。また全身麻酔で脳の深い部分での操作になるため、危険性は伴います。顔面神経のすぐ傍を聴神経が通っており、手術合併症として聴力の低下を来す可能性もあります。

治療を選択し実行する際には、患者本人がどのくらい困っているのか、治療に伴う危険性はどのくらいか、患者と主治医がよく話し合うことが不可欠です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.25