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リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症の基礎知識

リウマチ性多発筋痛症とは?

  • 首や腕、また腰や太もものあたりが痛んで重く感じるようになったり、全身がだるくなる状態が継続する病気
    • 同時に熱が出る
    • リウマチという言葉がついているが、関節リウマチとは別の病気である
    • 関節リウマチと違って、手指に症状が出ることは少ない
  • 発症は50歳ごろから増加し、高齢者に多いことが知られている
    • 女性に多い
  • 自己免疫疾患膠原病の一種と考えられているが、詳細な病因は判明していない
  • 悪性腫瘍がん)が潜んでいることがある
  • こめかみの辺りの血管の炎症側頭動脈炎)を合併する場合もある

症状

  • 主な症状
    • 筋肉の重い感じや痛み
      ・首から肩、二の腕にかけて
      ・腰
      ・太もも
    • 発熱や全身のだるさ
  • 「気がついたら徐々に」という形ではなく、症状発症日を覚えていることが多いほど、ある日突然に発症することが多いのも特徴的
  • 食欲がわかなかったり、抑うつの気分が出る
  • 巨細胞性動脈炎を伴うタイプの場合、噛み続けるとあごが疲れて痛くなり噛めなくなったり、場合によっては失明することもある

検査・診断

  • 症状と血液検査から診断する
  • 血液検査:炎症反応(CRP血沈の上昇)があるかなどを調べる
  • 関節リウマチとの区別が難しいケースもあるが、本疾患では通常リウマチ因子や抗CCP抗体などの自己抗体は陰性となる
  • 他の原因がないか、がんがないかなどを以下のような検査で確認する
    • 画像検査
      超音波検査
      CT:がんの検査で行うこともある
    • 内視鏡検査(胃カメラ大腸カメラ):消化管腫瘍やがんがないかなどを調べる
    • 感染症の検査:ウイルス細菌などの感染症がないかを調べる
      ・全身がだるくなったり熱が出たりするため、必要に応じて行う
  • 側頭動脈炎が起こっているか調べるため、必要に応じて組織診を行う
    • 血管の一部を切り取って顕微鏡で調べる

治療

  • ステロイド薬の内服が基本的な治療
    • ステロイド薬内服を行うと、数日で症状が劇的に改善することが多い
    • 徐々にステロイド薬の内服量を減らしていく
    • 巨細胞性動脈炎合併していると、多めのステロイドによる治療が必要になることが多い
  • ステロイド薬の内服量を減らした際に、症状が再度出てくる場合
    • 関節リウマチに用いることが多いメトトレキサートの内服も行うことがある




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