医師たちがつくる病気事典メドレー

摂食障害

摂食障害の基礎知識

摂食障害とは?

  • 拒食症と過食症をまとめた呼び方
  • 日本では2万人以上の患者がいる
    • もともと若い女性に多いと言われていたが、最近では、年齢層が広がったり、男性でも見られるようになってきた
    • 男性で摂食障害が起こる場合は、うつ病や自殺になりやすいと言われている
  • 摂食障害を起こしやすいタイプの人は以下のような人と言われている
    • 家族に摂食障害やうつ病にかかったことのある人がいる
    • 自分に自信がない性格
    • 不安障害のある人
    • 家庭環境での愛情不足、常に親から高い要求を求められ続けた人
    • 虐待された経験のある人

症状

  • 拒食症と過食症では行動自体は似ていることもある
    • 医学的に「体重が落ち」「月経が止まる」場合は拒食症であると判断
  • 拒食症と過食症の両方で起こりうる症状
    • ボディイメージの障害(いくら細くても自分が太っていると思いこんでしまう)
    • むちゃ食い
    • 嘔吐(自分でむりやり吐く場合が多い)
    • 下剤の使用
    • 絶食
  • 拒食症では、自分が病気である、異常であるという認識がなく、人より活発であることもある
  • 摂食障害に加えて、抑うつ状態や不安障害、パーソナリティ障害薬物依存などが合併していることも多い

検査・診断

  • 医師が症状から診断する
  • 血液検査:栄養状態がどの程度低くなっているのかを調べる

治療

  • 主な治療
    • 身体面と精神面の両方の治療が必要
    • 必要であれば、入院して栄養を取る
    • 精神面では、カウンセリングを継続したり、ボディイメージを変化させるようにじっくりと話し合っていく必要がある
      ・行動療法
      認知行動療法
      ・家族療法
      ・対人関係療法
    • うつ病強迫性障害境界性パーソナリティ障害などを合併していればそちらの治療も平行して行う
    • 摂食障害を直接治療できる薬はない
      ・場合によって抗うつ薬(SSRIなど)、抗精神病薬が使われる
  • 拒食症の場合、栄養失調で死亡するケースもある(10%程度)




version 7.4(β)
本サービスにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。本サービス上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
©Medley, Inc. All Rights Reserved.