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偽痛風

偽痛風の基礎知識

偽痛風とは?

  • 血液中の成分であるピロリン酸が体内で固まって、急激な関節の痛みが出現する病気
  • 突然関節に痛みが生じるという症状が「痛風」に似ていることから、「偽痛風」という病名になっているが、痛風とは別の病気(痛風は「尿酸」という物質が体内で固まることで起こる)
  • まれなケースとして、副甲状腺と呼ばれる、首にある小さな臓器の異常が原因となることもある(副甲状腺機能亢進症

症状

  • 主な症状
    • 急激に関節が赤く腫れ上がり、強い痛みがでる
  • 症状が出やすい関節
    • 手首
    • 股関節
    • 足など
  • まれに首に痛みが出現する場合があり、痛みのために首を左右に回すことができなくなる
  • 場合によっては高熱を伴うこともある

検査・診断

  • 画像検査:偽痛風特有の骨の石灰化が起こっていないかなどを調べる
    • レントゲン
    • CT
  • 関節の腫れが強い場合や、症状が典型的でない場合には、関節に注射をして内部に溜まった液体を検査することで、偽痛風かどうかを調べることができる

治療

  • 痛み止めを飲みながら、症状の改善を待つことが基本的な治療方針
    • 数日から1週間程度で良くなることが多い
    • 痛みに応じて普段よりも多い量の痛み止めを使用したり、ステロイド薬という炎症を抑える薬を使用することもある
  • 体が脱水になりやすい睡眠中や飲酒後に発作が起きやすいため、寝る前や飲酒中には水分を十分に摂取することが大事
  • 痛風」は食事との関連性があるが、「偽痛風」は食事との関連性は低いと言われている
  • 1回切りでその後再発しない人もいるが、習慣的に発作を繰り返す場合もある

偽痛風の経過と病院探しのポイント

この病気かなと感じている方

偽痛風は、様々な関節に生じる痛みや熱感が特徴です。膝や肘、手首など手足の関節に特に多いです。膝が腫れたり、手首が腫れたりして受診をご希望の方は、整形外科のクリニックでの受診をお勧めします。

偽痛風に関連する専門科は整形外科ですが、痛みが強くて全く歩けない場合などは、救急科を受診する方もいます。救急科は多くの疾患に対応可能ですが、応急処置に留まることが多いため、もしご自身で歩いて受診できる状況であれば整形外科で専門家からの診察を受けることをお勧めします。

偽痛風の診断では、痛みの出方や腫れ方といった診察の結果に加えて、レントゲンで関節内に異常が写らないかを確認します。たいていの場合はそれで診断がつくのですが、紛らわしい場合には、関節の注射(関節穿刺)、CTMRIを行うケースがあります。そのような場合(特にCTやMRIを行う場合)ではクリニックだけで対応できないこともあるかもしれません。

夜間や土日祝日に病院を受診する際には注意が必要です。救急科が24時間受付をしていたとしても、整形外科や救急科の医師が常に院内に常駐しているとは限りません。専門外の医師だけでは診断が難しい場合もありますので、整形外科医がいるかどうかを受診前に病院に確認してから受診することも選択肢の一つです。


この病気でお困りの方

偽痛風の治療は対症療法です。痛み止めや炎症を抑える薬を使用しながら、自然に症状が良くなることを待ちます。病院によって受けられる治療が変わってくるということはありませんので、特別に専門的な医療機関を探して受診する必要はない病気です。





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