てんかん
てんかん
脳細胞が一時的に異常な活動をすることで、さまざまな発作症状が現れる病気
26人の医師がチェック 287回の改訂 最終更新: 2024.01.10

Beta てんかんについての医師コメント

てんかんは、残念ながら未だに誤解と偏見が多い病気であると言えます。
しかし正しく薬を飲み続ければ、多くの場合に「てんかん発作ゼロ」が実現できるようになってきています。そうすれば、薬を飲んでいること以外は、てんかんでない方と何ら変わりはありません。
一方で「少しだけなら大丈夫だろう」と思って数日間だけ薬を休んだために、自動車の運転中に発作を起こして事故を起こしてしまう人もいます。「もう何年も発作を起こしていないから、おそらく治ったのだろう」といったように自己判断で薬を調整してしまう前に、医師に相談して、今後どのくらいのペースで薬を減らしていくのか、あるいは一生飲み続ける必要があるのかを確認しましょう。
長く付き合っていく疾患ですので、他の病気以上に、本音で相談できる医師が見つかるかどうかが重要なところです。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.19

100人に一人が悩んでいる病気です。貴方だけではありませんのでご安心ください。適切な治療により多くの方が、良好な発作のコントロールができます。運転や就労も、適切な医療と社会的なサポートがあれば十分に行えます。
日本ではまだてんかんという病気に対する偏見がありますが、てんかんを乗り越えて人生を楽しく過ごされている方もたくさんいます。是非一度御相談を。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.18

てんかんは高校生までと老人になってからの二峰性の発症年齢のピークがあります。
小児のてんかんでもっとも多いのはローランドてんかん(中心側頭部に棘波をもつ良性小児てんかん)やパナイオトポロス症候群です。特に小児の場合は遺伝的なてんかんで内服を行えば大人になるまでに治る物が7割と考えられています。つまり、診断がちゃんとあっていれば、安心して内服しながらてんかんが治るのを待てます。
言い換えるならば、治療に最も大切なのは「○○てんかん」「○○症候群」だと特定のてんかんと診断を受ける事です。一度はしっかりとした専門のお医者さんを受診する事をお勧めします。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.14