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未破裂脳動脈瘤(脳動脈瘤)

未破裂脳動脈瘤(脳動脈瘤)の基礎知識

未破裂脳動脈瘤(脳動脈瘤)とは?

  • 脳の動脈にできたこぶ(異常な膨らみ)のこと
  • 原因は明らかではないが、遺伝や高血圧と関係性があると考えられている
  • 脳動脈瘤の血管の壁が破れると(破裂をしてしまうと)、くも膜下出血を起こす
    • 動脈瘤が大きければ大きいほど破れやすい
    • 形がいびつだと破れやすい
    • 動脈瘤ができる血管の場所によっても、破れやすさは異なる
    • 5mm未満のサイズの動脈瘤が出血を起こす危険性は、1年間で0.5%程度
  • 頻度
    • 実は動脈瘤がある人は多く、小さいものも含めれば、成人の2~6%程度の人に見つかると考えられている

症状

  • 基本的に、症状はない
  • 人間ドックや頭痛、めまいをきっかけに頭部MRIを撮影した結果、偶然脳動脈瘤が見つかる場合がある
  • まれに動脈瘤が神経に当たることで以下の症状を引き起こす場合がある
    • 目が開きづらい
    • 視野が狭くなる
    • 物が二重に見える
    • ふらつき
    • 食物の飲み込みがうまくいかなくなる

検査・診断

  • 画像検査:脳動脈瘤の位置や大きさなどを調べる
    • 頭部MRI
    • 頭部血管造影検査:造影剤を用いて、動脈瘤や血管の形を詳しく調べる

治療

  • 未破裂動脈瘤が見つかっても、予防の治療が必要とは限らない
  • くも膜下出血が起きるリスク、手術により起こる合併症のリスクを総合的に判断して、治療をするか決める
    • 脳動脈瘤の状態
    • 大きさ(5mmを超えるものでは治療を検討する)
    • 位置(破裂しやすい位置がある)
    • 形(ぼこぼこしていたり、くびれていると破裂しやすい)
    • 患者の全身状態
    • 年齢
    • 他の病気の有無や状態
    • 精神状態(未破裂脳動脈瘤が頭の中にあるということで、抑うつ気分に悩まされる場合など)
  • 主な治療法は、いわゆる頭をあける手術である「脳動脈瘤クリッピング術」とカテーテル治療である「コイル塞栓術」の2種類がある
  • 脳動脈瘤クリッピング術
    • 頭蓋骨に穴を開け、脳動脈瘤を見える状態にして、その根元をクリップと呼ばれる金属で挟む。動脈瘤への血流をなくすことで、脳動脈瘤が破裂しなくなる
  • コイル塞栓術
    • 太ももの付け根の血管からカテーテルという細いワイヤーを動脈瘤まで進め、動脈瘤の中を細く柔らかいコイルで満たし、動脈瘤の中身を詰めてしまう。動脈瘤への血流をなくすことで、脳動脈瘤が破裂しなくなる




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