びしょうへんかがたねふろーぜしょうこうぐん
微小変化型ネフローゼ症候群
ネフローゼ症候群を起こす疾患の1つで、子どものネフローゼ症候群の原因として最多である
4人の医師がチェック 42回の改訂 最終更新: 2022.02.18

Beta 微小変化型ネフローゼ症候群についての医師コメント

小児のネフローゼはその成り立ちこそまだ不明な点が多いですが、免疫が関係していることが言われていて、その免疫を抑えてくれるお薬が効果的です。一番最初はステロイドという薬で治療します。このステロイドをかなり多めに使って治療して4週間様子を見ます。これで良くなってしまえば、今度はこのステロイドを減量します。ステロイドは体のホルモンにも関連する薬なので少しずつ減らしていく必要があります。
逆に4週間治療して良くならなかった場合はステロイド抵抗制ネフローゼ症候群ということになります。この時はさらにしっかりした診断をつけるために腎臓に針をさして腎臓の一部を取って検査します。その後さらにしっかりした量のステロイドを使ったり、他の免疫抑制剤も併用したりして治療をします。
多くの場合はそこまですればネフローゼ自体を落ち着かせることはできます。ただ多くの場合は再発と言ってしばらくしてまたネフローゼになります。この時も同様に治療を行います。


匿名協力医師
病気や薬の豆知識
2016.08.16