こうたくたいせん
光沢苔癬
なめらかで光沢のある、数mm程度の隆起(ぽつぽつ)が皮膚にたくさんできる病気
3人の医師がチェック 34回の改訂 最終更新: 2022.03.30

光沢苔癬の基礎知識

POINT 光沢苔癬とは

なめらかで光沢のある、数mm程度の丘疹(ぽつぽつ)が皮膚にたくさんできる病気です。子どもや若者に多くみられ、主に胸やお腹、腕にできます。数ヶ月から数年をかけて自然と治ることが多いので、基本的には様子をみますが、痒みがある場合はステロイドが含まれた塗り薬を使うことがあります。光沢苔癬が心配な人は皮膚科を受診してください。

光沢苔癬について

  • なめらかで光沢のある、数mm程度の大きさの丘疹(ぽつぽつ)が皮膚にたくさんできる病気
  • 20歳程度までの子どもや若者に発症することが多い
  • 結核に感染している人に見られることがある

光沢苔癬の症状

  • 皮膚にぽつぽつができるのみで、痒みや痛みは生じないことが多い
    • まれに痒みを伴うこともある
  • 胸やお腹、腕、男性の性器などに起こることが多い
    • 手の平や足の裏、顔や頭には出現することはほとんどない

光沢苔癬の検査・診断

  • 基本的には問診と診察から診断される
    • 他の病気と区別する必要性がある時に、皮疹の一部を切って顕微鏡で調べること(生検)もある

光沢苔癬の治療法

  • 数か月から数年をかけて多くは自然に治る
    • 痒みが強い場合には、必要に応じてステロイド薬を使用することもある

光沢苔癬のタグ

診療科
からだ

光沢苔癬に関わるからだの部位