ていかりうむけっしょう
低カリウム血症
血液中のカリウム濃度が何らかの原因により低下した状態
10人の医師がチェック 96回の改訂 最終更新: 2022.03.12

低カリウム血症

低カリウム血症は血液のカリウム濃度が低くなり、筋力低下、動悸などが起こる病気です。持続すると突然死の原因になることもあります。原因を調べるため問診、血液検査などを行います。治療としてはカリウムの補充などを行います。

低カリウム血症とは?症状、原因、検査、治療など

低カリウム血症は血液のカリウム濃度が低くなり、筋力低下、動悸などが起こる病気です。持続すると突然死の原因になることもあります。原因を調べるため問診、血液検査などを行います。治療はカリウムの補充などを行います。

低カリウム血症の症状:筋力低下、不整脈など

低カリウム血症の症状には筋力低下、イレウス、動悸などがあります。失神などの症状は非常に危険なサインです。突然死を起こす原因にもなるため、診断がついた際には治療を行う必要があります。

低カリウム血症の原因:偏った食事、嘔吐、下痢など

低カリウム血症は偏った食事によるカリウムの摂取不足や嘔吐・下痢によるカリウムの喪失が原因で起こります。他にはアルドステロン症やクッシング症候群などのホルモンの異常の病気や薬の影響によるものもあります。

低カリウム血症の検査:血液検査、心電図など

低カリウム血症では問診、身体診察、血液検査、尿検査、心電図検査などを行い状態を把握していきます。これらの検査を低カリウム血症の原因の特定や治療方針の決定に役立てられます。

低カリウム血症の治療:カリウム製剤など

低カリウム血症の治療は、偏った食事や嘔吐・下痢、ホルモンの病気などが原因としてある場合、根本原因の改善に努めます。また、足りなくなったカリウムを補充するために経口・点滴カリウム製剤を使用します。

知っておくべき低カリウム血症の注意点

お年寄りの人や利尿薬などを飲んでいる人は低カリウム血症を起こしやすく注意が必要です。また、低カリウム血症を経験した時と同じ症状が出たら病院を受診するようにしてください。