ふんりゅう
粉瘤
皮膚の下にできた袋状の構造に、皮膚の老廃物が溜まってこぶのようになったもの
8人の医師がチェック 107回の改訂 最終更新: 2020.08.01

においや痛みがある感染性(炎症性/化膿性)粉瘤の治療

粉瘤(ふんりゅう、アテロームとも呼びます) に痛みやにおいがある場合、赤く腫れているという場合、もしかしたら感染してしまっているかもしれません。このような症状が強く表れる粉瘤を、感染性(炎症性/化性)粉瘤と呼びます。

粉瘤では、皮膚の下にある嚢胞(のうほう)という袋の中に細菌が入り込み、粉瘤の中が感染して炎症を起こすことがあります。粉瘤が感染すると周りの皮膚が赤く腫れたり、痛むようになり、袋の中には膿がたまって強い嫌な臭いを放ちます。においや痛みを改善するには、まず感染による炎症を抑えることと、最終的には嚢胞を手術で取り除くことが大事です。嚢胞を取り除かない限り、いくらその場では改善しても再発する恐れがあります。

粉瘤を取り除く方法としては、手術があります。手術では粉瘤の真上の皮膚を切開して、皮膚の下に出来た嚢胞(のうほう)という袋を取り除きます。しかし、手術の際にはひとつ注意点があります。感染して炎症が起きている嚢胞は非常に破れやすく、手術で綺麗に取り除くことが難しいという点です。そのため感染性粉瘤では、手術前に炎症を抑える必要があります。

手術の詳しい説明は「潰すな危険!粉瘤は手術時間5分・痛みなしの「へそ抜き法」で完治!」をご覧ください。

炎症を抑えるためには、抗菌薬抗生物質)の飲み薬や塗り薬を使います。同時に皮膚を切開して膿(うみ)を出す処置を行うこともあります。炎症がおさまって手術ができる状態になるまで、およそ1、2ヶ月かかってしまい、その後に手術を行うことになります。


感染性粉瘤は通常の感染していない粉瘤と異なって、手術まで時間がかかります。少しでも症状が見られたら、重症になる前に医療機関に受診しましょう。