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特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
出血を止めるために必要な血小板が免疫の異常によって減少し、出血しやすくなる病気
9人の医師がチェック 121回の改訂 最終更新: 2021.08.24

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は出血を止める機能のある血小板という血液の成分が減少する病気です。多くの人がピロリ菌の除菌やステロイド薬の治療で改善しますが、これらの治療で治りにくい人は追加の治療を行うことがあります。このページではITPの概要として症状や原因、検査、治療について説明していきます。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とはどんな病気?

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は出血を止める機能のある血小板という血液の成分が減少する病気です。多くの人がピロリ菌の除菌やステロイド薬での治療で改善しますが、これらの治療で治りにくい人は追加の治療を行うことがあります。このページではITPの概要として症状や原因、検査、治療について説明していきます。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の症状について

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は出血を止める働きを担う血小板という血液の成分が減少する病気です。軽症の人は症状を自覚することはまれですが、重症の人は皮膚のあざなどの出血による症状を自覚することがあります。ここではITPの症状について詳しく説明します。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の検査について

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の検査の目的は「出血による症状の確認」と、その「原因を明らかにすること」です。ITPの診断には、血小板減少を起こす他の病気ではないことの確認(除外診断といいます)が必要なので、さまざまな診察や検査を受けることになります。このページではITPに関連する診察や検査について詳しく説明していきます。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の治療について

いくつかある特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の治療方法の中でも、ピロリ菌の除菌は副作用が少ないため、まず最初に検討されます。ピロリ菌感染のない人やピロリ菌除菌の効果が十分でなかった人にはステロイド薬などの治療が行われます。このページではどのような治療が行われるかについて詳しく説明します。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の人に知っておいてほしいこと

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は指定難病に該当し、医療費助成を受けられる場合があります。また、妊娠や出産、日常生活で気をつけることなど、ITPの人に知っておいてほしいことについて説明します。