あるこーるせいかんしょうがい
アルコール性肝障害
大量のアルコール摂取を続けることにより、肝臓の機能が低下した状態
7人の医師がチェック 115回の改訂 最終更新: 2021.03.31

アルコール性肝障害

アルコール性肝障害とは、過度な飲酒を長年続けることによって肝臓がダメージを受けた状態です。進行するまでほぼ無症状のため、健康診断などの検査から見つかります。初期段階であれば禁酒だけで改善が見込めますが、そのまま飲酒を続けていると徐々に進行し「アルコール性肝硬変」という重い病気に至ります。また、肝臓に炎症が起こる「アルコール性肝炎」になることがあります。

アルコール性肝障害はどのような病気なのか

アルコール性肝障害とは、過度な飲酒を長年続けることによって肝臓がダメージを受けた状態です。初期段階であれば禁酒だけで改善が見込めますが、そのまま飲酒を続けていると徐々に進行し「アルコール性肝硬変」という重い病気に至ることがあります。また、肝臓に炎症が起こる「アルコール性肝炎」になることがあります。

アルコール性肝障害の症状について

アルコール性肝障害の症状は進行具合によって異なります。アルコール性肝障害はかなり進行するまで自覚症状がほとんど現れず、進行すると、だるさ、むくみ、呼吸困難などの症状を感じるようになります。また、肝臓がんやアルコール依存症を合併する人が少なくなく、これらの症状も併せて生じます。

アルコール性肝障害の検査について

アルコール性肝障害は長年の飲酒によって肝臓に障害が起きている状態です。初期は無症状なので検査をしないとみつかりません。また、肝硬変や肝臓がんなどに進行している場合には、よりよい治療を選ぶための検査が重要です。

アルコール性肝障害の治療について

アルコール性肝障害は大量のお酒を飲み続けたために肝臓が損傷した状態です。禁酒が最も重要な治療ですが、一人ひとりの病状や症状に応じてさまざまな治療が必要になることもあります。

アルコール性肝障害について知っておくとよいこと

アルコール性肝障害は大量に飲酒を続けることによって起こる肝障害です。進行するまで自覚症状はほとんど現れないため、健康診断などの検査がきっかけで分かることが多いです。症状がないのにお酒をきっぱりやめなくてはいけないのか、食事で気をつけることがあるかなど、アルコール性肝障害に関してのよくある質問について説明をします。