じりつしんけいしっちょうしょう
自律神経失調症
自律神経のバランスが崩れた際に起こる症状の総称。めまいや耳鳴り、頭痛など様々な症状が出現する
18人の医師がチェック 90回の改訂 最終更新: 2019.03.04

自律神経失調症のおもな症状は?

自律神経失調症では、実に様々な症状があらわれます。多彩な症状があらわれる理由や、それぞれの症状を説明します。

1. 自律神経失調症の主な症状と特徴

自律神経失調症の主な症状

「肩こりがひどくて、腰も痛いし頭も痛い」、「めまいがあって、立ち上がった時にふらついてしまう」、「手足の冷え性が強くて、たまにしびれるときもある」、「胸がドキドキ、苦しい感じがする」。自律神経失調症では様々な症状があらわれ、その症状には個人差があります。この個人差自体が自律神経失調症の特徴でもあるのです。自律神経失調症の特徴をまとめると、次のようなことが言えます。

  • 身体の一か所だけに症状が出るのではなく、あちこちに様々な症状があらわれる

  • 症状は個人差が大きい

  • 時間帯によって、また日によっても症状が変わる

  • ストレスと関連して症状があらわれたり、悪くなったりする

身体と心の両方に様々な症状があらわれるのですが、原因となるような身体や心の病気は検査をしても見つかりません。例えば、めまいがあったとしても貧血ではなく、息苦しさがあっても心臓や肺は正常に働いています。食欲不振でも胃潰瘍などの胃の病気はなく、気分が落ち込んでいてもうつ病などの精神の病気というわけではないのが自律神経失調症です。

2. 自律神経失調症で多彩な症状があらわれる理由

自律神経は全身の臓器に張り巡らされています。自律神経は交感神経副交感神経からできています。交感神経と副交感神経がそれぞれの臓器でバランスをとりながら、内臓のはたらきを調節しています。自律神経失調症では、ストレスが原因となってこのバランスが崩れ、症状があらわれます。多くの臓器のはたらきに自律神経が関わっているので、自律神経がうまく働かないと、全身の臓器に症状が出現するということになります(詳しくは「自律神経の乱れはなぜ起こる?交感神経と副交感神経の役割とバランス」や「自律神経のバランスが崩れやすいのはこんなとき」でも説明していますのでご覧ください)。