しぇーぐれんしょうこうぐん
シェーグレン症候群
涙や唾液の分泌量が減って、ドライアイやドライマウスの症状が出る病気。自己免疫性疾患の一種
12人の医師がチェック 121回の改訂 最終更新: 2019.03.05

シェーグレン症候群といわれたら日常生活で気をつけることは?

シェーグレン症候群は現在の医療では完治が難しく長く付き合っていく必要がある病気です。日常生活の工夫だと、こまめな水分摂取やうがいがドライマウスの症状緩和につながります。また、妊娠の際には治療薬や自己抗体が赤ちゃんに影響を与える可能性があり、主治医とよく相談する必要があります。

1. シェーグレン症候群との付き合い方

シェーグレン症候群は現在の医療で完治することが難しい病気です。しかし、ドライアイドライマウスなどの症状を緩和させる薬は開発されており、現在では完治を目指した研究も行われています。長く付き合っていかなければならない病気ですが、上手に付き合うことで症状を抑えた生活をおくることができます。

2. シェーグレン症候群に効く食事はある?

シェーグレン症候群の予防や治療に効果のある食事やサプリメントは見つかっていません。予防や治療に効果的なものはないのですが、食事中の症状を和らげる工夫はあります。シェーグレン症候群の人は食事中の唾液の量が少なくなるために、 ものを飲み込みづらく感じることがあります。飲み込みづらさの解消には、食事をこまかくして飲み込んだり、水分の摂取を多くすることで飲み込みづらさを軽減することができます。

3. シェーグレン症候群で妊娠出産は可能?

シェーグレン症候群になっても妊娠することはできます。ただし、妊娠にあたってはいくつかの注意点があります。一つ目はシェーグレン症候群で用いられる治療薬が赤ちゃんに与える影響、二つ目はシェーグレン症候群の自己抗体が赤ちゃんに与える影響です。

以下で2つの影響について説明します。

治療薬が赤ちゃんに与える影響

シェーグレン症候群では症状を和らげるために、飲み薬を使うことがあります。一部の飲み薬は赤ちゃんに影響を与えることがわかっています。このため、シェーグレン症候群の治療中に妊娠したい・したかもしれないと思ったら、主治医に相談してください。

自己抗体の赤ちゃんへの影響

シェーグレン症候群は免疫の異常が原因で起きる病気です。免疫に異常が起きると自分の体を攻撃することがあります。自分自身の体を攻撃する異常な抗体を自己抗体と呼びます。シェーグレン症候群に特徴的な自己抗体である抗SS-A抗体が赤ちゃんに影響することで、10%程度で全身に赤い発疹が現れることがあります。また1%程度の割合で赤ちゃんの不整脈を誘発することが分かっています。不整脈は心臓の鼓動のリズムが不規則になることです。そのため、シェーグレン症候群のお母さんが妊娠した場合には、赤ちゃんの心臓の機能に問題がないかチェックすることが大事です。