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全身性エリテマトーデス(SLE)
本来なら身体を守ってくれる免疫のシステムが自分自身を攻撃してしまい、全身に様々な症状を起こす病気
13人の医師がチェック 141回の改訂 最終更新: 2022.04.21

全身性エリテマトーデス(SLE)の知識

全身性エリテマトーデスとは免疫の異常により自分の身体が攻撃され、発熱などの全身症状や、皮膚、肺、心臓、腎臓、脳・神経など身体のいろいろな部位に障害が起きる病気です。

 

全身性エリテマトーデスの症状は?

全身性エリテマトーデスは全身にさまざまな症状があらわれます。ここでは全身性エリテマトーデスで出ることがある症状や、症状が似ている病気を説明します。

全身性エリテマトーデスとは?

全身性エリテマトーデスとは免疫の異常により身体が攻撃され、発熱などの全身症状や、皮膚、肺、心臓、腎臓、脳・神経など体のさまざまな部位に障害が起きる病気です。

全身性エリテマトーデスの原因は?

全身性エリテマトーデスはおかしくなった免疫が自分の身体を攻撃すること起こると考えられています。その他、遺伝の影響や、薬の副作用で全身性エリテマトーデスを起こすこともあります。他の免疫の病気も同時に起こしやすいので、もしこれまでにない症状があらわれた場合には、担当のお医者さんにも相談してみてください。

全身性エリテマトーデスと言われたら、日常生活での注意点は?

全身性エリテマトーデスは強い日光を浴びることで病気が悪くなることがあります。妊娠に関しては全身性エリテマトーデスが治療され、症状がない状態であれば、行うことができます。

全身性エリテマトーデスの生存率は?

近年の全身性エリテマトーデスの5年生存率は95%以上です。1940年代の全身性エリテマトーデスの生存率は40%程度であり、免疫抑制薬を使った治療により生存率は大きく改善しています。

全身性エリテマトーデスはどうやって診断するの?

全身性エリテマトーデスは症状に加えて、血液検査や生検などの結果を組み合わせて診断を行います。ここでは、全身性エリテマトーデス(SLE)で行われる検査やどのように診断するかを説明していきます。

全身性エリテマトーデスの治療は何がある?

全身性エリテマトーデスは免疫の異常により起こる病気です。そのため、全身性エリテマトーデスの治療においては免疫をコントロールする治療を行います。