かんせつりうまち
関節リウマチ
免疫の異常により関節の腫れや痛みが起こる病気
14人の医師がチェック 139回の改訂 最終更新: 2020.02.14

関節リウマチは難病?障害者に認定される?

関節リウマチは国の難病(特定疾患)に指定されていません。ただし、関節リウマチの中で血管炎症状を伴う悪性関節リウマチは難病(特定疾患)に指定されています。
また関節変形が進行し生活に著しく支障を来している場合や人工関節を入れている場合などに障害者認定を受けられます。そのため悪性関節リウマチや進行した関節リウマチの方では医療費の助成が受けられます。 

関節リウマチの治療は長年に及ぶことも多く、経済的負担は無視できません。助成を受けられるか関心のある方は、主治医や自治体の窓口に問い合わせてください。

悪性関節リウマチは関節リウマチに血管の炎症による症状を伴うものを言います。「悪性」という名前がついていますが、がんではありません。悪性関節リウマチの患者数は関節リウマチ患者のうち0.6%程度です。
悪性関節リウマチの症状は、関節の腫れや痛みという関節リウマチの症状に加え、全身症状を伴います。具体的には38度以上の発熱、咳(間質性肺炎)、しびれ(多発単神経炎)、皮膚のただれ(皮膚潰瘍)、皮膚のしこり(皮下結節)、胸の痛み(胸膜炎)などがあります。
悪性関節リウマチは関節リウマチにかかって長年経っている方に発症することが多いです。悪性関節リウマチは国の難病(特定疾患)に指定されています。

参照:難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/entry/43

残念ながら、関節リウマチは現在の医療でも完治することが難しい病気です。しかしながら、近年新しい薬がたくさん開発されており、薬を継続すれば、かなり多くの方で症状がない状態を維持することができるようになりました。この状態を寛解(かんかい)と呼びます。寛解に至れば、関節リウマチを患っていない方々と同じように生活を送ることができます。

高血圧の治療などと同じように、関節リウマチの治療でも薬を飲み続けなければいけないことが多いです。最近、治療後に症状がなくなった方の一部で、薬を中止後もその状態を維持できる方がいることが分かっています。しかし薬の中止をした後にしばらく経って再び症状が現れる(再燃する)ことも多く、薬の中止の判断は主治医の先生とよく相談して決める必要があります。処方された薬を自己判断でやめたり量を減らして飲んだりすることは危険です。