ぎつうふう
偽痛風
肩・肘・手首・股関節・膝・足・首などに、急激な関節の痛みが出現する病気
12人の医師がチェック 106回の改訂 最終更新: 2020.02.28

偽痛風の症状について

偽痛風の主な症状は関節の痛みや腫れで、膝や手首によく出ます。人よっては熱やだるさを伴うことがあり、38度以上の高熱になることも少なくありません。関節の痛みや熱の症状はかなり辛いですが、NSAIDsステロイド薬などを使うことで症状は数日で良くなります。

1. 偽痛風の症状

偽痛風は関節の中にピロリン酸カルシウムの結晶ができることで、関節の痛みや腫れを起こす病気です。熱やだるさがあらわれることもあります。これらの症状が偽痛風によるものであれば、治療により数日で良くなります。

以下でそれぞれの症状の特徴について説明していきます。

2. 関節の痛み・腫れ

痛みや腫れは膝や手首に出ることが多いです。症状は現れ始めてから数日以内に急激に強くなり、歩くのが困難になったり、手を使えなくなってしまうことがあります。症状が出る関節は1ヶ所であることが多いです。

膝や手首よりは頻度が少ないですが、偽痛風の痛みが首に出る人もいます。この場合、首の痛みにより首を動かすことが難しくなり、生活がかなり不便になります。「偽痛風の検査について」のページで詳しく説明しますが、偽痛風の診断は関節の中の針で刺して水を抜いてきて、その中にピロリン酸カルシウムが含まれているか調べることが一番よく行われます。しかし、首の場合は針で刺すことができないので、首のみに症状が現れている偽痛風は診断が難しいことが多いです。

偽痛風の痛みや腫れはかなり辛いですが、NSAIDsやステロイド薬を使うことで、すぐ良くなることが多いです。治療内容について詳しくは「偽痛風の治療について」で説明します。

3. 熱・だるさ

偽痛風で熱やだるさが出ることもあります。熱は38度を超えることも珍しくありません。これらの症状は、関節の症状と連動することが多く、関節の痛みや腫れが引いてくれば熱も下がっていきます。

熱やだるさといった症状は感染症でも出ることがあるので、偽痛風と感染症はしばしば見極めが必要です。症状だけからでは区別が難しいことも多いので、血液検査や関節液検査などさまざまな検査を組み合わせて診断されることも多いです。

偽痛風は高齢者に起こることが多く、もし感染症だった場合に命に関わることもあります。関節の痛みや腫れ、熱やだるさなどの症状がある人は、早めにお医者さんにみてもらうようにしてください。