たいじょうほうしん
帯状疱疹
水ぼうそうを起こすウイルスの感染が原因。体の片側の一部に、帯のように痛みのある赤いぶつぶつができる
22人の医師がチェック 188回の改訂 最終更新: 2018.06.05

帯状疱疹の治療期間はゾビラックス・バルトレックス・ファムビル7日

帯状疱疹の治療期間はアシクロビルの飲み薬(商品名:ゾビラックス®など)で7-10日間です。バルトレックス®、ファムビル®では7日間です。重症の場合などでは長引きます。治療中の生活上の注意とあわせて説明します。

1. 帯状疱疹の治療期間は7-10日

帯状疱疹の治療期間として、原因のウイルスに効く薬を飲む期間は通常7日から10日です。

帯状疱疹を治療しなければ、水ぶくれは7日ほどで自然に破れ、さらに7日ほどでかさぶたになります。かさぶたは数週間で跡を残さず消え、痛み・かゆみもなくなります。

治療としては、帯状疱疹の原因である水痘帯状疱疹ウイルスの増殖を抑えるために、抗ヘルペスウイルス薬を使います。

帯状疱疹に対して抗ヘルペスウイルス薬は皮疹が出始めてから48時間以内に使い始めないと効果に乏しいという報告がありますので、速やかに治療を始める必要があります。

帯状疱疹は病院に行かないとだめ?

帯状疱疹に市販薬は効きません。痛みやかゆみを感じても自分で薬を塗ったりしないでください。早めに皮膚科などの病院・クリニックで薬をもらってください。薬でウイルスの増殖を防ぐのが痛み・かゆみをなくす近道です。

帯状疱疹の薬の服用期間はいつまで?

帯状疱疹を抗ヘルペスウイルス薬で治療するとき、通常の治療期間は7日間から10日間です。よく使われる飲み薬の例を挙げて説明します。

  • アシクロビル
    • 治療期間は通常7日間から10日間
    • 大人は1日5回飲む
      • 1回に800mg(ゾビラックス錠400なら2錠)飲む
      • 用量は年齢や症状により増減する
    • 子供は1日4回飲む
      • 1回に体重1kgあたり20mg飲む
      • 用量は1回に800mgまで
    • 主な商品名:ゾビラックス®(錠、顆粒)
    • ジェネリック医薬品の商品名
      • アイラックス錠
      • アシクロビン錠
      • アシクロビン顆粒
      • アシビル内服ゼリー
      • アシロミン錠
      • アストリックドライシロップ
      • ビクロックスシロップ
      • ビクロックス錠
      • ビクロックス顆粒
      • ビルヘキサル錠
      • ほか「アシクロビル」という名前がついているもの
  • バラシクロビル塩酸塩
    • 主な商品名:バルトレックス®(錠、顆粒)
    • 治療期間は通常7日間
    • 大人と体重40kg以上の子供は1日に3回飲む
      • 1回に1000mg(バルトレックス錠500なら2錠)飲む
    • 腎障害のある子供などに対しては特に注意
    • ジェネリック医薬品には「バラシクロビル」という名前がついている
  • ファムシクロビル
    • 商品名:ファムビル®錠250mg
    • 1日に3回飲む
      • 1回に500mg(2錠)飲む
    • 子供に対しては安全性が確立していない
    • ジェネリック医薬品はない

薬の種類や全身の健康状態にもよりますが、ゾビラックスを使う場合、通常の治療期間は7-10日間です。ゾビラックスは通常大人で1日5回、子供なら1日4回飲みます。

バルトレックス、ファムビルは1日3回、7日間飲むのが標準的です。

また、2017年7月にアメナメビル(商品名アメナリーフ®錠200mg)という新薬が承認されました。成人で1日1回400mgを原則として7日間飲む薬です。

帯状疱疹の塗り薬はある?

抗ヘルペスウイルス薬の塗り薬は、帯状疱疹の症状がごく軽度の場合などに使われます。薬の例を挙げて説明します。

  • ビダラビン軟膏
    • 適量を1日1回から4回塗る
    • 副作用にかゆみ・刺激感など
    • 妊娠中は治療上必要な場合に限り使う
    • 主な商品名:アラセナ-A軟膏
      • 有効成分が同じアラセナ-Aクリームもある
      • 薬価は1g304.6円
    • ジェネリック医薬品の商品名
      • アラエビン軟膏
      • アラーゼ軟膏
      • シルベラン軟膏
      • ほか「ビダラビン」という名前がついているもの
      • 有効成分が同じカサールクリームもある
      • 薬価は1g125.4円のものと116.6円のものがある
  • アシクロビル軟膏
    • 適量を1日数回塗る
    • 添付文書上の効能効果に「帯状疱疹」はない
    • 副作用にかゆみ・発疹など
    • 妊娠中は治療上必要な場合に限り使う
    • 主な商品名:ゾビラックス軟膏
      • 有効成分が同じゾビラックスクリームもある
      • 薬価は1g305.7円
    • ジェネリック医薬品の商品名
      • エアーナース軟膏
      • ほか「アシクロビル」という名前がついているもの
      • 有効成分が同じエアーナースクリーム、ビルヘキサルクリームもある
      • 薬価は1g128.2円

塗り薬でも治療期間は7日が目安です。

市販の塗り薬で、帯状疱疹を効能・効果とするものはありません。市販薬で抗ヘルペス薬を成分として含む塗り薬もありますが、いずれも口唇ヘルペスの治療薬として発売されており、帯状疱疹に対して使うことは認可されていません。帯状疱疹は医療機関でちゃんと診断を受けて、必要であれば内服薬で治療すべきであり、自己判断で外用薬による治療をするのは望ましくないためです。

なお、市販のステロイド外用薬などを塗るのはお勧めできません

帯状疱疹で抗ヘルペスウイルス薬以外の薬は使う?

帯状疱疹の治療で、激しい痛みを和らげるために痛み止めの薬などを一緒に使うことがあります。

主な薬の例を挙げます。

  • NSAIDs(エヌセイズ)
    • 頭痛・腰痛などでも使われる一般的な痛み止め
    • NSAIDsの例:ロキソプロフェンナトリウム
      • 商品名にロキソニン®など
      • 市販薬のロキソニンSにも有効成分として使われている
  • アセトアミノフェン
    • NSAIDsに比べて安全性が高く、子供や妊婦でも治療上必要な場合には使うことができる
    • 商品名:カロナール®など
  • NSAIDsの塗り薬
    • ウフェナマート
      • 商品名:コンベック®、フェナゾール®
    • イブプロフェンピコナール
      • 商品:スタデルム®、ベシカム®
    • ベンダザック
      • 商品名:ジルダザック®
  • ビタミン
    • 帯状疱疹で傷付いた神経の修復を促す
    • 帯状疱疹後神経痛にも使う
    • メコバラミン(商品名:メチコバール®)など
  • ステロイド内服薬
    • 炎症を抑え痛みを和らげる高い効果がある
    • 痛みが強い場合などに使う
    • 副作用に高血糖感染症骨粗鬆症などがあり長期使用には特に注意が必要
    • 商品名:プレドニン®など
  • 抗菌薬抗生物質)の塗り薬
    • 傷口から細菌が入って化するのを防ぐ
    • ゲンタシン®軟膏など

帯状疱疹で点滴は必要?

帯状疱疹が重症の場合などで、抗ヘルペスウイルス薬の点滴が必要になります。

使われる薬に以下のものがあります。

  • アシクロビル
    • 1日3回、8時間ごとに、7日間点滴する
    • 用量は体重1kgあたり5mg
    • 主な商品名:ゾビラックス点滴静注用250
      • 薬価は250mg1瓶3696円
    • ジェネリック医薬品の商品名
      • アクチオス点滴静注用
      • アクチダス点滴静注用
      • アシクロビン点滴静注
      • ナタジール点滴静注用
      • ビクロックス点滴静注
      • 点滴静注用ビルヘキサル
      • アシクロビル点滴静注液250mgバッグ100mL「アイロム」
      • ほか「アシクロビル」という名前がついているもの
      • 薬価は250mg1瓶600円、676円など
  • ビダラビン
    • 1日に体重1kgあたり5mgから10mgを5日間点滴する
    • 用量は症状や腎障害の程度により増減する
    • 子供には必要最低限にとどめるなど慎重に使う
    • 主な商品名:アラセナ-A点滴静注用
      • 薬価は3000mg1瓶5887円
    • 薬価が違うジェネリック医薬品はない

帯状疱疹の薬の副作用は?

抗ヘルペスウイルス薬の主な副作用は以下のものです。

  • 消化器症状:腹痛、下痢、吐き気・嘔吐
  • 精神神経症状:めまい、意識がぼんやりする
  • 過敏症、アナフィラキシー(まれ)
  • 腎障害(まれ)

帯状疱疹の薬を注意して使うべき人は?

特に腎機能の低下している人に抗ヘルペスウイルス薬を使う場合には薬剤量の調節が必要になる場合があります。

  • 健康診断などにおいて腎臓が悪いと言われたことがある
  • 透析を受けている
  • 尿が出にくい
  • むくみがある

上の中に該当するものがあれば、帯状疱疹の治療を受ける前に医師に伝えてください。

抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬は、妊娠中は治療上必要な場合に限り使われます。

また、抗ヘルペスウイルス薬を飲んでいる間は授乳ができません。若い女性が病院に行くときは、帯状疱疹に限らず、妊娠・授乳について忘れずに伝えてください。

抗ヘルペスウイルス薬の飲み合わせに注意するべき薬とは?

以下の薬は抗ヘルペスウイルス薬と同時に使う場合に注意が必要です。

  • 尿酸値を下げる薬:プロベネシド(商品名:ベネシッド®)
    • 痛風予防などに使われる薬です。併用することで抗ヘルペスウイルス薬が正常に尿の中に排泄される作用が抑えられ、通常よりも抗ヘルペスウイルス薬の血液中の量が増えることにより、作用が過度に増強するなどの可能性が考えられます。
  • 胃酸の分泌を抑える薬:シメチジン(商品名:タガメット®など)
    • 胃潰瘍などの治療で使われています。併用することで抗ヘルペスウイルス薬の排泄が抑えられる可能性が考えられます。
  • 免疫抑制薬:ミコフェノール酸モフェチル(商品名:セルセプト®など)
    • 臓器移植後に使われます。併用することで抗ヘルペスウイルス薬とミコフェノール酸モフェチルの両方の排泄が抑えられる可能性が考えられます。
  • 喘息の薬:テオフィリン(商品名:テオドール®、テオロング®、ユニフィル®など)
    • 併用することでテオフィリンの血液中の量が増えるとされています。

帯状疱疹に限らず、病気の治療のときにはほかに飲んでいる薬や健康食品、サプリメントなどがあれば漏れなく医師に伝えることがとても大切です。

2. 帯状疱疹の治療費用は?

帯状疱疹の治療のため病院で支払う費用は1万円から3万円程度になることが多いです。例として、成人の帯状疱疹を治療するときに想定できる費用を計算してみます。

下の例は実際に帯状疱疹を治療した人の治療内容をもとに作成したものです。

1日目  
初・再診料 282点
投薬・医学管理等 1178点
検査 498点
自己負担額(3割) 5870円
   
5日目  
初・再診料 73点
投薬・医学管理等 1032点
検査 168点
自己負担額(3割) 3820円
   
12日目  
初・再診料 73点
投薬・医学管理等 555点
自己負担額(3割) 1880円
   
26日目  
初・再診料 73点
投薬・医学管理等 1237点
自己負担額(3割) 3930円
   
47日目  
初・再診料 73点
投薬・医学管理等 595点
自己負担額(3割) 2000円
   
65日目  
初・再診料 73点
投薬・医学管理等 700点
傷病手当金意見書交付料 100点
自己負担額(3割) 2620円
   
累計  
自己負担額(3割) 20120円

計算の詳細は煩雑なので省いています。

一部を例に説明すると、バルトレックス錠500を使ったとして、値段(薬価)は次のように計算しています。

  • 1錠あたり405.6円
  • 1回1000mg(2錠)×1日3回の薬剤料243点
  • 7日間で1,701点
  • 自己負担額(3割)5,103円

初診の日に血液検査などを行ったうえ帯状疱疹と診断され、バルトレックスを計7日間処方され、ほかにメチコバール、カロナール、コデインリン酸塩、アズノール軟膏を使ったうえ、治療開始から2か月ほど経っても痛みが続いていたので、65日目の診察でリリカカプセル75mgが49日分処方されたという想定です。

帯状疱疹の治療費用を安くするには?

帯状疱疹の治療の中心になる抗ヘルペスウイルス薬はよく「高い」と言われますが、ジェネリック医薬品(後発品)が使える場合もあります。先発品の薬価は次のように計算できます。

  • ゾビラックス錠400で治療する場合
    • 1錠あたり352.3円
    • 1回800mg(2錠)×1日5回の薬剤料352点
    • 7日間で2,464点
    • 自己負担額(3割)7,392円
  • バルトレックス錠500で治療する場合
    • 1錠あたり405.6円
    • 1回1000mg(2錠)×1日3回の薬剤料243点
    • 7日間で1,701点
    • 自己負担額(3割)5,103円
  • ファムビル錠250mgで治療する場合
    • 1錠あたり489.9円
    • 1回500mg(2錠)×1日3回の薬剤料294点
    • 7日間で2,058点
    • 自己負担額(3割)6,174円

ゾビラックスとバルトレックスにはジェネリック医薬品(後発品)もあります。ジェネリック医薬品の薬価を同様に計算すると以下のようになります。

  • アシクロビン錠400などで治療する場合
    • 1錠あたり58.6円
    • 1回800mg(2錠)×1日5回の薬剤料59点
    • 7日間で413点
    • 自己負担額(3割)1,239円
  • バラシクロビル塩酸塩のジェネリック医薬品で治療する場合
    • 1錠あたり188.8円
    • 1回1000mg(2錠)×1日3回の薬剤料113点
    • 7日間で791点
    • 自己負担額(3割)2,373円

薬をジェネリック医薬品に置き換えることで、数千円程度の差額があることになります。

ジェネリック医薬品の中でも薬価の違うものがあります。実際にどの薬を使うかは薬価だけではなく、病気の状態や個々のジェネリック医薬品の特徴によって決められるので、ジェネリック医薬品が使えるかどうかは診察した医師と相談してください

帯状疱疹に診療ガイドラインはある?

帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の治療について、診療ガイドラインを評価し掲載している「Minds」に掲載された質の高いガイドラインはありません。

実際に帯状疱疹を治療した医師からのコメント

協力医師からも、実際に経験した帯状疱疹の治療期間を教えてもらいました。

80歳女性。糖尿病以外特に大きな病気はなかった。久しぶりの旅行で疲れて帰ってきたあと、3日くらいして、右の首の後ろが少し痛い気がする。気のせいかとほっておいたらその2日後には同じ場所にぶつぶつができている。

経過と皮膚所見から帯状疱疹と診断し、内服と外用薬にて1週間観察。ぶつぶつも徐々に良くなり、1ヶ月後には痛みもぶつぶつも綺麗さっぱり良くなりました。

やはり数週間程度で症状がよくなっていたようです。

3. 帯状疱疹の治療期間の生活上の注意

帯状疱疹の治療期間には、早く治すために体を休めること、ほかの人にうつさないことに気を付けてください。

帯状疱疹にかかると、入院治療が必要な特殊な場合以外、自宅で療養することになります。そこで、自宅で生活する際の注意点を説明していきます。

帯状疱疹はうつる?

帯状疱疹の原因の水痘帯状疱疹ウイルスは、空気感染といって近づいただけでうつることがあります。水痘帯状疱疹ウイルスは、子供に多い水ぼうそう水疱瘡水痘)の原因でもあります。水ぼうそうワクチンを打っていない人、水ぼうそうにかかったことがない人は気を付けてください。

帯状疱疹のウイルスがうつるとどうなる?

水痘帯状疱疹ウイルスがうつると、まず水ぼうそうになります。ウイルスがうつってもいきなり帯状疱疹が出ることはありません

水ぼうそうが治ったあと、ウイルスは体の中に何年も潜んでいて、免疫力が落ちたときに帯状疱疹を起こすようになります。

帯状疱疹にかかりやすい人は?

帯状疱疹は50歳以上の人で特に多く発生します。元気な若い大人には帯状疱疹は少なく、極度の疲労やストレスが重なったとき、がんHIV感染症、免疫を抑える薬などで免疫が弱ったときに帯状疱疹の症状が出やすくなります。

関連記事:新薬研究中に帯状疱疹が発生、副作用か(参照文献:Ann Rheum Dis. 2016 Mar 23

帯状疱疹の水ぶくれはつぶさないほうがいい?

水ぶくれが潰れると、ウイルスが外に飛び出して周囲の人へ感染させるリスクが上がります。また、水ぶくれを潰すことで早く治るということもありませんので、帯状疱疹の水ぶくれをあえて潰す必要性はありません

運動はしてもいい?

動き回ると周囲にウイルスを広げるリスクが上がり、体の疲労度も増してしまいます。帯状疱疹があるときの強い運動は望ましくありません。帯状疱疹があるときはなるべく家の中にいてください。

お風呂に入ってもいい?

帯状疱疹は、水ぶくれの部分から細菌が入ってきて悪化することがあります。そのため、水ぶくれの部分を清潔に保つ必要性があります。しかし、家族にウイルスを広げてしまうリスクを考えますと、水ぶくれのあるうちは入浴を避けてシャワーを用いるのが無難です。

洗濯物やスリッパで感染する?

洗濯物を同じ洗濯機に入れたことで感染する可能性は低いですが、帯状疱疹が出ている人の触ったものにはウイルスがいますので、可能であれば洗濯物やスリッパは別々にする方が良いと思われます。

帯状疱疹にいい食べ物はある?

体力を回復できるように、食べやすいものを食べてください。帯状疱疹で食べてはいけない食べ物は特にありません。極度の疲労やストレスが帯状疱疹の原因のひとつなので、しっかり食べて体力を回復してください。

うつりそうで怖いんだけど…

帯状疱疹は周りの人にうつる病気ですが、予防法があります。手洗いマスクワクチン接種が大切です。詳しくは「帯状疱疹がうつる期間はかさぶたになるまで:赤ちゃん、妊婦は特に注意!」をご覧ください。

4. 帯状疱疹で入院になる?

帯状疱疹が出た人で、全身が衰弱していたり、免疫が弱っていたり、広範囲に皮疹が出ていたりするような重症の場合は、入院して抗ヘルペスウイルス薬の点滴による治療を行います。

帯状疱疹の点滴薬とは?

帯状疱疹が重症の場合などで、入院して点滴に使う注射剤にはアシクロビル(主な商品名:ゾビラックス®点滴静注用)やビダラビン(主な商品名:アラセナ®A点滴静注用)があります。

帯状疱疹で入院したら治療期間は?

海外のデータですが、帯状疱疹を主な理由に入院した人の半数は入院期間が1日から8日の範囲だったという報告があります。全体としては、帯状疱疹で入院が必要なのは重症の場合なので、人によって治療期間がかなり違います。

関連記事:帯状疱疹の年齢ごとの頻度、入院期間は?統計から解析した結果(参照文献:BMC Infect Dis. 2016 Mar 1

5. 帯状疱疹の後遺症とは?

帯状疱疹が出たあと、皮疹が消えたにもかかわらず痛みが残ることがあります。帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)と呼ばれる後遺症です。

帯状疱疹後神経痛が出ると、治療しても痛みがなかなか治まらず、治療期間が数年に及ぶことがあります。

帯状疱疹後神経痛の治療には普通の痛み止めの薬が効きにくいので、神経に働きかけるプレガバリン(商品名:リリカ®)やワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(商品名:ノイロトロピン®)などの薬のほか、神経ブロック注射などさまざまな方法が使われます。

最初に行った病院で治療効果に満足できないときは、「ペインクリニックを紹介してください」と言ってみるのもひとつの方法です。

詳しくは「イオントフォレーシスなど、帯状疱疹後神経痛の治療を解説」で説明します。