のうこうそく
脳梗塞
脳の血管が詰まる結果、酸素や栄養が行き届かなくなり、脳細胞が壊死する。運動・感覚の麻痺などを起こし、後遺症による寝たきりや死亡にもつながる
21人の医師がチェック 442回の改訂 最終更新: 2023.10.28

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が詰まって血流が悪くなり酸素や栄養の不足によって脳細胞がダメージを受ける病気です。脳梗塞はアテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症、ラクナ梗塞の3つに大きく分けられます。これらの違いや症状、治療、後遺症などについて詳しく説明します。

脳梗塞とはどのような病気か:発症メカニズム、原因、症状、脳卒中や脳出血との違いなど

脳梗塞とは、脳の血管が詰まって血流が悪くなり、酸素や栄養の不足によって脳細胞がダメージを受ける病気です。脳梗塞はアテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症、ラクナ梗塞の3つに大きく分けられます。これらの違いや症状、治療、後遺症などについて詳しく説明します。

脳梗塞の症状について①:手・足の動かしづらさ、顔のゆがみ、言葉が出ない、ふらつきなど

脳梗塞の症状は手足の麻痺、失語(言葉が出ない、理解できない)、注意障害、認知障害など、さまざまです。ダメージを受けた脳の部位や、その程度によってあらわれる症状が異なります。このページでは、脳梗塞の多様な症状について詳しく説明します。

脳梗塞の症状について②:脳幹梗塞、小脳梗塞、延髄外側症候群(ワレンベルグ症候群)の症状

脳の大部分は大脳が占めています。他には、脳の中心に近い位置に「脳幹」「小脳」と呼ばれる部分があります。脳幹や小脳に脳梗塞が起こると、大脳を中心とする脳梗塞とは違った症状があらわれます。

脳梗塞の検査について:CT検査、MRI検査など

脳梗塞の検査には画像検査(CT検査やMRI検査など)、血液検査、心電図などがあります。検査を行うことで、脳の状態や、原因を詳しく調べることができます。イメージしにくい検査もあるかと思いますので、一つひとつ順番に見ていきたいと思います。

脳梗塞の治療について:rt-PA、カテーテル治療、血液をさらさらにする薬など

脳梗塞が起こった直後は、薬やカテーテルを使って、詰まった血管の通りを良くする治療を行います。脳梗塞の影響で脳に高い圧力がかかっている場合には、圧力を下げる目的で手術が行われることもあります。また、再発を予防するために脳血液をさらさらにする薬を使用し、再発リスクを高める持病があれば持病の治療もきちんと行います。

脳梗塞のリハビリテーションについて:歩行訓練、日常生活動作、バランス練習、装具療法など

脳梗塞を起こした人には後遺症が残ることがあります。その後遺症を軽くして上手く付き合っていくためにはリハビリテーションが欠かせません。このページでは脳梗塞後のリハビリテーションの内容や疑問などについて説明します。

脳梗塞の後遺症:片麻痺、高次脳機能障害、半側空間無視、相貌失認、うつなど

自分や家族が脳梗塞になったとき「後遺症は残るのか」というのは関心の高いことだと思います。このページでは、脳梗塞の後遺症が残る理由や、後遺症の種類、対処法について説明します。

脳梗塞で知っておきたいこと:予防、再発予防、隠れ脳梗塞など

高血圧、糖尿病、脂質異常症などが持病にある人は脳梗塞が起こりやすいことが知られています。脳梗塞の原因となる病気を予防したり改善させるには食生活に気をつける必要があります。つまり、脳梗塞の発症予防にも食事が関係しているとも考えることができます。このページでは脳梗塞予防につながる食生活や生活習慣について説明します。