ハンシャリックンシ錠

ハンシャリックンシ錠の基本情報

ハンシャリックンシ錠の概要

商品名 ハンシャリックンシ錠
薬のタイプ 内服 / 第2類
製造会社 長倉製薬
販売会社名 長倉製薬

ハンシャリックンシ錠の特徴

 漢方では、消化剤とか制酸剤で、一時的に不快な症状を鎮めるよりも衰えた胃腸の働きを活発にするほうがよいとして種々の薬方が伝わってきました。その中で、半夏瀉心湯は、胃の充血炎症(荒れ・ただれ)に適し、六君子湯は胃の働きが弱くて、水の代謝が不活発な症状に適するとされ、古来、重用されてきました。
 今日では、著しい生活環境変化と食生活の変化に伴い、胃腸にかかる負担が増大し、水分摂取も過多になりがちです。生活習慣やストレスによる胃腸の荒れ・ただれと水分代謝の衰えとにあわせ、半夏瀉心湯と六君子湯を合わせた薬方に一味だけ変更したものが“半瀉六君子”です。

製品の特徴
本剤は、茶褐色の素錠で、特有のにおいと味があります。

ハンシャリックンシ錠の効果・効能

胃腸カタル、胃酸過多症、消化不良、食欲不振、胃拡張、胃下垂、胃アトニー、悪心、腹鳴、下痢などを伴うもの。

ハンシャリックンシ錠の構成成分

大人1日の服用量24錠中 (局)ハンゲ0.5g、(局)ニンジン0.4g、(局)オウゴン0.3g、(局)オウレン0.2g、(局)ショウキョウ0.2g、(局)カンゾウ0.5g、(局)ブクリョウ0.6g、(局)ビャクジュツ0.6g、カンピ0.3g、〔(局)ハンゲ1.5g、(局)ニンジン0.8g、(局)オウゴン0.8g、(局)オウレン0.3g、(局)ショウキョウ0.8g、(局)カンゾウ1.0g、(局)ブクリョウ0.8g、(局)ビャクジュツ0.8g、カンピ0.6g、(局)タイソウ2.0g〕の水溶性乾燥エキス1.2g

ハンシャリックンシ錠の用法・用量

大人は1回に8錠ずつ、1日3回食前又は食間に、水又は白湯にて服用してください。
小児用量は、
15歳以下8歳まで:1回4錠。
7歳以下5歳まで:1回3錠。
4歳以下2歳まで:1回2錠。
1歳以下:1回1錠。
また服用に際して、次のことに注意してください。
定められた用法、用量を厳守してください。
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
幼児に服用させる場合には、薬剤がのどにつかえることのないよう、よく注意してください。
1歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。

ハンシャリックンシ錠の主な副作用

1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦または妊娠していると思われる人。
 (3)高齢者。
 (4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
 (5)次の症状のある人。 むくみ
 (6)次の診断を受けた人。 高血圧、心臓病、腎臓病
 (7)次の成分を含有する内服薬などを服用している人。
    ハンゲ、オウゴン、オウレン、カンゾウ、ブクリョウ、ビャクジュツ
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
   〔関係部位〕    〔症  状〕
    皮膚    : 発疹発赤、かゆみ
 まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
 〔症状の名称〕間質性肺炎
 〔症   状〕階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しく
        なる、空せき、発熱などがみられ、これらが急にあらわれたり、持
        続したりする。

 〔症状の名称〕偽アルドステロン症、ミオパチー
 〔症   状〕手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、
        筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。

 〔症状の名称〕肝機能障害
 〔症   状〕発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、
        全身のだるさ、食欲不振などがあらわれる。
3.1ヶ月くらい(急性胃腸炎に使用する場合には5~6回)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
4.長期連用する場合には、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

ハンシャリックンシ錠の添付文書

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