◆重大なストレスと流産などの関連は?
今回の研究では、流産・死産などがあった女性146,031人を含む集団のデータを対象に、ストレスと流産などの関連性を検証しました。ストレスは、子供や兄弟、親といった近親者の死別によるものとしました。
◆ストレスが大きいと流産などの可能性が高い
以下の結果が得られました。
妊娠マッチした解析(女性423人を対象)の結果、より強く、有意な関連性が示された(調整済みハザード比1.83、95%信頼区間1.49-2.25)。
妊娠中に強いストレスを受けた女性では、流産などになる危険性が1.83倍高いという結果でした。
妊娠中の過度なストレスは母体だけではなく、赤ちゃんにも影響する可能性があります。想像するのも非常に辛いことですが、もし万一の不幸に見舞われた場合は、医師に相談することも大事です。
執筆者
Severe stress following bereavement during pregnancy and risk of pregnancy loss: results from a population-based cohort study.
J Epidemiol Community Health. 2015 Nov 19
[PMID: 26584858]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。