◆スマホdeドックとは?
健康診断で使われる検査の中でも、血液検査は糖尿病、脂質異常症(高脂血症)をはじめ、アルコール性肝硬変や慢性腎臓病を診断するための重要な情報になります。
スマホdeドックは、自宅で血液検査が受けられる方法として作られました。郵送されてくる検査セットを使って指先から微量の血液を取り、検査会社に送ると、約1週間のうちに検査が行われ、結果をスマートフォンやPCで見られるようになります。
検査項目は、血糖、尿酸、中性脂肪、コレステロールなど14項目です。
◆信頼性は?
信頼性の実験として、検査セットを使って検査した結果が、一般的な腕からの採血による検査結果と一致するかどうかが調べられました。
その結果、14項目とも図のように高い精度で一致が見られ、一致の度合いを表す相関係数(相関なしで0、完全一致で1)が0.923から0.998となりました。
(横軸:原血漿[mg/dl]、縦軸:希釈血漿[mg/dl]、出典:大澤進,杉本晋哉,米久保功,川口正人.在宅医療革命.臨床検査 2015:59;397-404.)
高い信頼性をふまえて、スマホdeドックを使った全国20自治体との実証事業もすでに行われ、年代によっては受診した人の約8割に高度異常値が見られるという結果が得られています。
スマホdeドックの検査は、インターネットでいつでも申し込みができ、結果はイラストやグラフを使ってわかりやすい説明とともに提示されます。忙しい方や交通の便が悪い地域の方などにも便利に使えて、健康診断の必要性に気付くきっかけになるかもしれません。
また助成金事業により、神奈川県在住の方は2016年1月31日まで特別価格でスマホdeドックの検査を受けることができます。
スマホdeドックについて詳しく知りたい方や、利用申し込みをしたい方は、公式サイトの情報をご覧ください。
https://www.smartkensa.com?medid=mdl01
提供:KDDI
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※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。